この時期に思うこと

今年も残りわずかとなってきましたが、そんな時期に思うこととは…。


去年の年末から今年初めにかけて展開された「年越し派遣村」です。
昨年末はいわゆる「2009年問題」を引き金して、主に製造業に派遣されていた派遣労働者が大量に解雇され、日本の雇用の根底を揺るがすほどの社会問題に発展しました。
その緊急シェルターとして「派遣村」が開村され、その後全国的に「派遣村」が現れたのは記憶に新しいところです。

それから1年ほど経ち、8月に民主・社民・国民新党連立政権が始まったとはいえ、あいかわらず日本の雇用情勢は悪化の一途。
やはり今年も、年末の恒例行事のようにどこかで大規模な「派遣村」は行われるのでしょうか?
国際的競争力という大義名分のもと、人間が単なる労働力として使い捨てられる社会の結末があの「派遣村」だとして、 いったい誰のための何のための国際競争力強化なのかと、いち労働者としては感じぜずにはおれません。
今年はできれば「派遣村」のニュースをみながら新年を迎えたくないと希望しているのですが、すでにその準備が日本のどこかで進められているのかもしれないですね。

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