経営者のライセンス


連合福岡ユニオンが解決してきた数々の労働問題を「解決事例」で公開しています。
それらを見ていただいたらご理解いただけると思いますが、非常識なとんでもない経営者が多過ぎです。
諸事情のため公開していない「解決事例」も山ほどありますし、ユニオンで把握してない問題も無数にあるでしょうから、きっと氷山の一角に過ぎません。

最近では「ブラック企業」というキーワードで、巷にも認識が広がりつつあるブラックな経営者たち。
そんな経営者たちを規制する一つの手段として、「経営者になるための免許制度」が必要なのではないかと思いました。

例えば、医者になるには医師免許、弁護士になるには弁護士資格、先生になるには教員免許、車を運転するには自動車免許などなど、特別な仕事に就いたり特殊なものを扱う場合、それに必要な専門知識と技能を習得した者でなければならないし、それを証明する「免許」制度が存在します。
しかしながら、経営者も同じくきわめて高度な専門職業であるにもかかわらず、なぜ「自称」で成立してしまうのか?
何も知らないド素人経営者が、いたずらに人事権を持ち、他人の貴重な時間を一時的にせよ専有しつつ指揮命令して、問題が発生しないことの方が奇跡です。

残業代を払わない、異常な長時間労働を強制する、拷問のような懲罰を従業員に与える、自らがセクハラやパワハラの加害者である、安全配慮義務を怠る、不当解雇を平気で行う、団体交渉を正当な理由もなく拒否する・・・・そんな悪質極まりない「違法」経営者をのさばらせることは、ちゃんとした経営者たちにとってもいい迷惑に違いありません。
健全な労使関係や働きやすい職場環境を形成するためには、正しい法知識、より高いモラル、そして経営に関する高度な専門知識を兼ね備えた有資格者のみが、経営者であるべきだとは思いませんか?

1 コメント:

もぐたん さんのコメント...

両手をあげて賛成します!

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